2026/01/06 00:00

このたび、「朝のひとくちめ」の離乳食「お守りお野菜ペースト(ごぼう)」を題材にした研究が行われ、学会で発表されるという、とても嬉しい出来事がありました。


2025年12月6日、日本調理科学会近畿支部 第51回研究発表会にて、「低温加熱によるゴボウの離乳食におけるフルクトースの蓄積現象」というテーマで発表していただきました。


まずは、「お守りお野菜ペースト」に関心を持ってくださり、丁寧に研究へとつなげてくださった神戸大学の有元彩葉先生、湯浅正洋先生、そしてご協力いただいた兵庫県立大学 島田良子先生、広島大学 冨永美穂子先生に、心より感謝申し上げます。朝のひとくちめの商品づくりの工夫に、こんなにも真剣に向き合ってくださる方がいること、本当にありがたく、そして心強く感じています。


「お守りお野菜ペースト(ごぼう)」は、赤ちゃんにもやさしく食べてもらえるように、ごぼう特有のエグ味や渋みをおさえ、ほんのり甘みを引き出す工夫を重ねてきました。


今回の研究では、その“やさしい甘さ”の裏側で、実際に何が起きているのかを科学の視点から紐解いていただきました。


ここで登場するのが「フルクトース」。ちょっと難しそうな名前ですが、実は「果糖」と呼ばれるもので、果物などに含まれる甘さのもとです。「砂糖の仲間のひとつで、特に“甘みを感じやすいタイプ”の成分」と思っていただけたら十分です。


今回の研究では、低い温度でじっくり加熱することで、ごぼうの中にこのフルクトースが増えていく、つまり甘みが引き出されていく現象が確認されました。調理工程でのひと手間が、「なんとなく美味しくなる気がする」ではなく、「ちゃんと理由があって美味しくなっている」とわかった瞬間でした。


そして何より、この研究はここで終わりではなく、引き続き「お守りお野菜ペースト(ごぼう)」をテーマに、さらに詳しい検討が進められる予定とのこと。ごぼうの奥深さ、まだまだ引き出しがありそうです。


これからどんな発見が待っているのか。台所と研究室が、ゆるやかにつながっていくこの流れを、楽しみに見守りながら、私たちもまた一歩ずつ、丁寧に積み重ねていきたいと思います。


いつも支えてくださる皆さま、本当にありがとうございます。これからも、やさしいひとくちをお届けできるよう、精進してまいります。