2025/10/26 00:00
10月下旬、竹原の町がやさしい光に包まれる秋の恒例イベント「たけはら憧憬の路 ~町並み竹灯り~」にて、初めての竹原出店となる「朝のひとくちめ」をお届けしてまいりました。

今回お邪魔したのは、まち並みや竹灯りの風景にそっと寄り添う、手づくり感たっぷりのミニマルシェ。温かいスープの湯気も、幻想的な灯りにふんわりと溶け込んでくれるような、そんな素敵な空間でした。
今回ご用意したのは、「 朝のひとくちめ - 東広島野菜のポタージュスープ 」です。いつものように、塩や白味噌でほんのりと味付けし、主役はあくまで野菜の甘みとやさしさ。ひとくちめに、ほっとしてもらえたらうれしいなぁという想いで、お出ししました。
久しぶりのマルシェ出店でしたが、目の前で「おいしい!」「これ、どこで売ってるんですか?」と声をかけてくださる方が多く、とっても励みになりました。ひとつひとつの感想が、湯気のように心をあたためてくれるんですね。

中でも、とびきりうれしかったのは、「味覚過敏で多分食べられないと思う...」とおっしゃっていた方が、友人のススメでひとくちだけ試してくださって、「食べられました!」と、にっこり。そのあと、ご自身の分を買いに戻ってきてくださったんです。その一歩に立ち会えたこと、本当にうれしかったです。

「ミニマルシェ@筍彩竹楽」を主催された、竹原DMOの松田 昌大さんをはじめ、会場には竹原のまちを元気にしたい!と活動されている皆さんがたくさん。そんな温かい輪の中にご一緒させていただけて、まるで“ご近所さん”になったような心地よさがありました。

足を止めてくださった皆さん、感想を伝えてくださった皆さん、そしてこの場にお誘いくださった皆さん、本当にありがとうございました。竹筒のひとつひとつに灯された光のように、小さな出会いや言葉が、心の中でぽっと灯る時間でした。またいつか、竹原でお会いできる日を楽しみにしています。
それでは、またどこかの“ひとくちめ”で。
