2024/07/18 16:15



この度、「野菜Labo」はブランド名を「朝のひとくちめ」へ変更いたしました。そして新たにブランドの掲げる「ビジョン・ミッション・コンセプト」を設定いたしました。ここでは、リニューアルの背景と、その想いについてご紹介します。

商品と向き合い届ける過程を通じて、変わってきた想い。

今回のリニューアルのきっかけは、商品レパートリーの変更に伴い、想いとブランド名、そして掲げるコンセプトが合わなくなってきたと感じるようになったことからでした。これまで野菜Laboは、「人に元気でいてほしい」というメッセージを発信しながら、開発したポタージュスープをお届けしてきた。過去に体調を崩した自分の二の舞になってしまう人が少しでも減ってくれたら、という思いが強かったことが大きな理由です。しかし、今年2024年2月にお披露目した離乳食「お守りお野菜ペースト」は、「子育てもキャリア構築も両方楽しめる人が増えてほしい」という発端からスタートし、練り上げてきたメッセージは「親御さんのお守りになってほしい」というものでした。さらに、どんなふうに野菜ペーストを使ってほしいかのシーンを思い描くと、【離乳食を「手間」から親子の「学び」の時間に】というものでした。

いろいろ知ると見えてくる、野菜にできること。

少し話が長くなりますが、【離乳食を「手間」から親子の「学び」の時間に】とはどういうことかお話しさせてもらえたらと思います。

東広島市さんの農薬・化学肥料不使用の野菜を使用し、その味を台無しにも、誇張もせずに、おいしさが保たれることに拘りながらレシピをつくり、好きな分だけ30秒で準備できるよう設計した離乳食。商品が完成すると、想定以上の野菜の個性的な魅力に驚くことになります。野菜の持つ色は本当に鮮やかで多様で美しく、風味も舌触りも違う。ペーストにするとその色はさらに鮮やかに見えるようになり、小皿に盛り付けた様子は、ありふれた表現だけど絵の具のパレットのようでした。

商品をお披露目しお届け先の反応を見ながら、これは利便性だけ、おいしさのためだけではなく、野菜の美しさ・おいしさ・おもしろさを楽しんでもらうためのものなのだ、と感じるようになりました。赤ちゃんは初めての野菜のよろこびを、親御さんはそういえば気にも留めなくなってしまっていた野菜の味を思い出す、そんな学び・学び直しの時間になってもらえたらと思いました。それはつまり、【離乳食を「手間」から親子の「学び」の時間に】とも表現できます。

さらに妄想を広げると、「2才児が野菜をおかわりする」といったシーンをたくさん生み出せるかもしれない、とも考えました。(2才になると、食べ物の好き嫌いが増える子が多くなると言われています)好き嫌いする前の離乳食初期の時期に、とにかく多種多様な野菜(フルーツのように甘すぎないことがポイント)を食べておくと、その後の人生で未知の味を受け入れやすくなると言われていことからです。

「元気でいる」より、もっとその先の願い。

こんなふうに、少しずつ、「元気を損ねてしま人が生まれる不安」から「野菜のおもしろさを共感したい」「みんなが自分の人生に大活躍できるようにしたい」という、どちらかというとエナジードリンク的なメッセージを心においておきたいと思うようになってきていました。

これらのことから、ブランド名を改め、「ビジョン・ミッション・コンセプト」を練り直すことにしました。「いま」にピッタリくる言葉にチューニングをしたくなったのです。

野菜の美しさ・おいしさ・調理変化のおもしろさを分かち合う

朝のひとくちめの生み出すもの(食品、サービス)の中心におくコンセプトは「野菜の美しさ・おいしさ・調理変化のおもしろさを分かち合う」です。ちょっとした切り方や加熱方法の違いで驚くほど変化する野菜のおいしさを目の当たりにする瞬間は一番のよろこびの瞬間です。そしてその瞬間をさまざまな体験に変換させながら、届けられる分だけ、届けていきます。

わたしたちの、いってきます!の声を少し大きくする。

そして、その届けた結果生み出したい風景は、「わたしたちの、いってきます!の声を少し大きくする。」こと。玄関を開けて思わず「いってきます!」と言いたくなるとき、きっと心の中は希望や挑戦に満ちているはずです。

「野菜Labo」から「朝のひとくちめ」へ、
活動に込める想いをアップデートして、
これからもさまざまなことに挑戦していきたいと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

▶︎ミッション・ビジョン・コンセプトの詳しい内容は、下記「ABOUT」ページのリンクからご覧になれます。